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給与連動科目の設定


給与連動は、給与システムで計算した給与・賞与のデータを、会計システムの仕訳伝票に自動生成する機能です。 給与は月単位、賞与は支給回単位で仕訳伝票を生成することができます。 また、年調処理で単独年調を実施した場合は、過不足税額について、支給日カレンダーに登録した精算年月日で仕訳伝票の生成を行います。
給与・賞与データを会計データとする時は、支給内容と勘定科目との紐づけが必要です。
どの勘定科目で仕訳されるかは、社員の雇用形態や支給または控除の内容によって違うため、それを設定します。

「給与連動科目」画面の構成

「設定」>「共通設定」>の、会計連動設定にある『給与』にアクセスします。

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給与に関する会計連動設定は、「連動単位」「給与科目」「賞与科目」「単独年調科目」の4つがあり、いずれかにアクセスすると、設定画面内ではタブの移動が可能です。
「給与科目」「賞与科目」タブを開くと、画面上部に検索枠、下部に「会計連動科目一覧」が表示されます。

■連動単位タブでできること

給与および賞与の計算データの仕訳データ単位を設定します。

①「連動単位」タブをクリックします。

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②連動単位を選択し、「登録」ボタンをクリックします。

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全社一括 毎月の給与総計、1 回ごとの賞与総計、年調総計で、それぞれの科目で仕訳生成します。
部門別 部門ごとに毎月の給与、1 回ごとの賞与、年調のデータをそれぞれの科目で仕訳生成します。
社員別 社員ごとに毎月の給与、1 回ごとの賞与、年調のデータをそれぞれの科目で仕訳生成します。

■給与科目タブでできること

給与データの支給および控除の各項目と勘定科目の紐づけ設定を行います。給与連動の科目設定は、初期値(プリセット項目)の設定を持たせていますので、それ以外に連動の設定を追加したり、変更したりすることができます。

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■賞与科目タブでできること

賞与データの支給および控除の各項目と勘定科目の紐づけ設定を行います。給与連動の科目設定は、初期値(プリセット項目)の設定を持たせていますので、それ以外に連動の設定を追加したり、変更したりすることができます。

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■単独年調科目タブでできること

年末調整の処理で単独年調をご利用いただいた時に設定が必要です。 年末調整の単独年調処理で発生した過不足税額について、勘定科目の紐づけ設定を行います。

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※単独年調による過不足税額データを、会計データとする時の勘定科目との紐づけは固定の設定です。お客様による科目の変更等はできません。
また、年末調整(単独年調)の処理は、全社員共通の処理になるため、連動社員区分別の設定はありません。
支給方法で、単独年調の支払方法を銀行振込にしている場合は、社員支払方法で指定した「取引銀行」が相手科目(貸方)になり、単独年調の支払方法を現金としている場合は、「現金」が相手科目になります。

年末調整の処理「単独年調」は、過不足税額を給与や賞与の支給とは別に社員に支給または徴収することを想定しています。
会計との連動を行う操作で、単独年調の連動の実施は給与・賞与とは別にしています。
単独年調を実施し、過不足税額は翌月の給与の調整欄を活用して還付・徴収するという場合は、 単独年調の連動処理は実施しないでください。 単独年調の連動処理と、翌1月の給与計算で過不足税額の還付・徴収を行ったものの両データを連動処理してしまうと、過不足税額のデータが重複してしまうためです。ご注意いただけますようお願いいたします。

給与連動科目(給与/賞与)の設定方法

ここでは、給与科目の画面を例にご説明します。

■給与連動科目の設定を新規で追加する

①「新規」ボタンをクリックします。

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②設定画面が表示されますので、各項目に入力し、「登録」ボタンをクリックします。

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コード 任意のコードを設定します。登録後、コードは変更できません。また、既に登録されているコードは使用できません。
半角英数字20桁以内で登録できます。
摘要 仕訳伝票の「摘要欄」に印字する用語を登録します。 仕訳伝票の摘要欄には、○月給与/○月賞与(摘要欄に登録した単語)の形で表示します。借方・貸方の両方にデータがある行は、○月給与/○月賞与(借方にあたる摘要欄の用語)(貸方にあたる摘要欄の用語)で表示します。
仕訳伝票の摘要欄の登録文字数が全角30文字(半角60文字)以内の制限ですが、固定印字する文字数や貸借両方の摘要の登録があることを踏まえ、全角10文字(半角20文字)以内のご登録を推奨します。
社員区分 連動社員区分を選択します。連動社員区分は下記の7つがあります。
・役員
・兼務役員
・兼務役員(製造系)
・社員
・社員(製造系)
・アルバイト
・アルバイト(製造系) 会計基本情報で「製造業」の科目選択を行われた場合、製造原価報告書の科目に紐づける社員の給与は「(製造系)」をご利用ください。
全連動社員区分に適用したい場合は「共通」を選択します。
勘定科目コード 「会計」>「会計設定」>「勘定科目」に登録している科目を選択します。
補助科目コード 補助科目の選択を行う必要がある場合に選択します。
「会計」>「会計設定」>「補助科目」に登録している科目を選択します。
計算式 設定した勘定科目に対し、仕訳登録する体系項目(「給与」>「全体設定」>「給与体系(体系項目)」で設定したもの)を選択し、「+」「-」で計算式を組みます。
「追加」ボタンをクリックすると、計算式の行に追加されます。
「計算ルールクリア」ボタンは、計算式を解除する場合にクリックします。
※「給与体系(体系項目)」で、利用する体系項目の追加・変更等行われた場合は、勘定科目との紐づけ先の設定・見直しとあわせて、計算式の確認もお願いいたします。
表示順 会計連動科目一覧での並び順を指定します。指定がない場合は、登録時の最後尾の番号で自動採番します。

会計連動科目一覧の上部にある「プリセット項目を初期化する」ボタンをクリックしても、「新規」ボタンで追加したものは削除されません。 但し、設定画面内の「削除」ボタンをクリックすると、「新規」ボタンで追加したものは、「プリセット項目を初期化する」ボタンをクリックしても削除前の状態に戻すことはできません。

■給与連動科目の設定を変更する

①会計連動科目一覧にある、変更したい科目のコードをクリックします。

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②画面上部の検索枠を使用して、会計連動科目一覧に表示させる科目を絞り込むこともできます。

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※連動社員区分で絞り込むとき、「全連動社員区分」に設定した項目のみに絞り込む場合には、「共通」または「共通固定」を選択します。

③設定画面が表示されますので、変更したい項目を変更して、「登録」ボタンをクリックします。

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会計連動科目一覧の上部にある「プリセット項目を初期化する」ボタンをクリックすると、 変更している状態から、給与システム提供時の初期値に戻します。但し、初期化を行った後に、変更していた内容に戻すことはできません。

給与システム上の設定と連動科目の関係

■「社員給与(給与設定)」の社員区分と連動科目

給与連動科目のうち、給与の支給項目に該当する部分は、「給与」>「社員設定」>「社員給与(給与設定)」の社員区分と次のように紐づいています。

給与連動科目 「社員給与(給与設定)」の社員区分
借方:役員報酬 役員/兼務役員/兼務役員(製造系)
借方:給料手当 兼務役員/社員
借方:雑給 アルバイト/アルバイト(製造系)
借方:賃金手当 兼務役員(製造系)/社員(製造系)

■「給与体系(体系項目)」と連動科目

「給与」>「全体設定」>「給与体系(体系項目)」の項目名を変更しても、給与連動科目設定上の給与連動の内容は固定です。

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2021年7月現在