給与は、「会社（全体）」と「社員（ひとり一人）」にどういう条件で計算を行うのかが決まっていないと計算ができない業務です。

会社（全体）の設定は、自社の「就業規則」や健康保険契約先などをシステムに登録することで、給与計算の元となる設定値にしていきます。
　・何時から会社が始まるのか
　・どこの健康保険に加入しているのか
　・毎月いつが給与支給日なのか
などを登録していきます。
残業割増率にように法律や制度で基準となる値があるものは、初期値をご用意していますが、上記したような設定値は、 会社（事業者）によって違い、システムで初期値をご用意できない部分もありますので、まずはシステムに自社の給与計算の元となる設定を登録していただくことになります。

これらの設定を行うのが「給与」にある「全体設定」になります。

次に社員一人ひとりの情報を登録する必要があります。
　・給与手当はいくらか
　・会社までの交通費はいくらか
　・扶養している家族はいるのか
など、社員一人ひとり違います。

社員一人ひとりの設定を行うのが、「給与」にある「「社員設定」になります。

全体設定と社員設定の設定値に基づき、毎月の勤怠情報より、「給与」が計算されます。